今回は「為替相場」振り返りシリーズ(6月第三週)です。
週間振り返り
※チャートからのざっくりの値です
- 始値 109.663 終値 110.206 △0.543
- 高値 110.823 安値 109.618 幅1.205
FOMCでは、FRBが利上げ実施時期の見通しを2024年から23年に前倒しすることと、テーパリング(量的緩和の縮小)議論を開始したことが発表されましたね。加えて23年までに2回の利上げを予想している点はサプライズな内容になり、発表直後からドル高方向に向かいました。但し長期金利が一時上昇したものの、週末に向け急落したことにより、ドル高も限定的でした。
FOMC内容については以下ロイターニュースもご参照【FOMC:識者はこうみる】
円は他通貨では調整局面にあるもののまだまだ弱いですね…。他国のコロナワクチンが普及する中、日本はオリンピック後のリスクもあり円通貨に対する不安要素は多いように思います。
チャートで気になった点
6/17の早朝にFOMCのサプライズ結果を受けて上げましたが長期金利の低下により積極的に上げる展開になりませんでした。とはいえ長期金利の低下度合の割に円高は進まず、やはり徐々に上げる展開が続いています。株価は調整が入りそうですが、ドル円はあまり調整する気はないように思えますね。
調整局面のため方向感は出にくいかなと思いますが、引き続き徐々に上げていく展開を予想します。